あの人の物語 〜ゴルフレッスンプロに学ぶ 力学・マインドフルネスのお話〜

あの人の物語 〜ゴルフレッスンプロに学ぶ 力学・マインドフルネスのお話〜

こんにちは、forest styleの森です。

今回は、力学・マインドフルネスに関係性が深い、元プロゴルファーの先生との物語です。

知人の誘いではじめたゴルフ、もうすぐ1年になります。

はじめた当初は、うまく打つこと、スコアばかり気になり

全く上達の気配がありませんでした。


そんなある日、先生がこういいました。

 


『打つ前から結果は決まっている』

『そこにいかに早く気づく事で、結果は決まる。』

 

 

 

 

「へーーーーー!?」

 

 

 

私はびっくりしました。

打つ前から結果が決まっているとは??

 

 

 



『意識』



ゴルフはメンタルスポーツと言われています。



その言葉をいただいてから

練習、実践を繰り返す中で

ゴルフとの向き合い方が変わってきました。



それまでの私は



・絶対、飛ばしてやる。
・次は、ミスりたくない。
・今日こそは、スコアを更新する

 

 

 

 

全て上達する為の欲でした。

決して悪い感情ではないのに

欲=意識に支配され過ぎてしまっており

ネガティブのスパイラルにハマっていました。


余分な、力みが生じていることに気づきました。

 

 

 

 

『力』

 

 




また、別の日、先生に言われた一言

 


先生「なにかが怖いですか?」

 


私「はい。握力が弱く、クラブが飛んでいきそうで怖いです」



先生「クラブは飛んでいかないから大丈夫です。
   むしろ、飛んでいっちゃえーくらいの気持ちで大丈夫です。」

 



『力み』の根源は、

『クラブを握りしめていないと、飛んでいってしまいそうで、怖い!!』

 

 


無意識に握力が弱いことを、握っていなければ

怖い!危ない!と思い込んでいました。

 

 

必然的に握りしめる事で、

いわゆる緊張状態を、自ら呼び起し、

 

肩の力み、首の力み、食いしばり、目の瞬きの減少に繋がり、視野狭窄

へと陥っていたのです。

 

 

『力はいらない、握らない、振らない』

 

 

とは程遠い、真逆のスイングをしていました。



ゴルフのスイングは

 

身体の連動性

足の踏み込み

身体の体幹

重心移動と身体の捻転

一見すると、身体的能力の問題と思いますが


小さな心配や不安、恐れなどの

 

精神的影響は柔軟な連動性を見失ってしまうのです。

 

 

基礎中の基礎である



『ただ、クラブを振る』



たったそれだけの事ですらも難しく、ゴルフのスキル向上へとは進めないのです。

心身一如とはまさに、こういう場面でも出てくるのですね。

 



マインドフルネス ー今 、ココに集中ー


 


幼少期からゴルフを始めた先生。


抜群のセンスやスキルの高さで周りの誰もが、プロへの道と期待されていた。

もちろんご本人もそう思っていたそうです。

 


しかし、幾度となくプロ試験不合格という現実。



『なぜ?どうして?何が悪い?どうすればいい?』

 

 

 

何年も何年も、毎日毎日、膨大な時間を練習に費やし、

苦しみながらゴルフに打ち込む日々

 


そんな時に出会った恩師の言葉

 



『打つ前から結果は決まっている』




一打を、もしミスしても引きずらない。

 

頭から消して “今“ に集中を持ってくる

過去も、未来も考えない。

いつも通りの自分に集中できていれば、


打っても打たなくても、

 

打つ前から結果は決まっている。

 

いかに自分のプレーが “今“ できるかということ。

 

 

まさにマインドフルネスの考え

 

今、ココに集中すること

自分の今の状態を観察する

気づくこと

 

forest styleの想いと同じ。

 



それを教えてもらってから、ゴルフ人生が好転していったそうです。

 

 

ゴルフそのものが人生でゴルフを通じてたくさんの人に色んなことを教えてくれ、

気づかせてくれる。

 

それは技術だけではありませんでした。

私たちのforest styleに通ずる、意味のある時間となりました。

 



forest styleの『気づく』という感覚要素

 

固有感覚 :身体を動かす時に感じる運動感覚

内受容感覚:自律神経を含めた身体内部(内臓)知覚・感覚

外受容感覚:五感感覚

 

この3感覚要素の気づきと、緩ませることで心身のニュートラルとなる状態
『休息のおてつだい』をお届けしています。